2011/12/27 開設1周年御礼 | 好雪録

2011/12/27 開設1周年御礼

すっかりご無沙汰ばかりうち続き、諸方に対して洵に申し訳なきうち、
本日めでたく開設1周年を迎えることになりました。

この1ヶ年は試運転ということで、どうかご宥免頂き、効率の良い上網方法を模索して参りたいと思います。
能・狂言・歌舞伎を中心とした今年中の総括を含め、今日からはこの好雪録だけでも毎日更新してゆけるよう、心したいと思っています。

とは申せ、
「今日は奮発して野田岩で鰻重を食べました。おいしかったです!!」
のような更新は考えておりません(笑)

「活動記録」に記しました如く、日本経済新聞からの依頼で、1月木曜日の夕刊連載として、「歌舞伎に転生する能・狂言」と題する項を担当致します。
掲載の写真についても、人選や公演、撮影場面など、細かく指定しました。
ご覧頂けましたら幸いです。
書き進めるうちに多少の変化は予想されるものの、〈道成寺〉〈關寺小町〉〈安宅〉〈花子〉を中心として稿を連ねるつもりでいます。
第1回の原稿は先ほど無事入稿を済ませ、昨日の国立劇場千秋樂で今年も観劇納め。
これで晴れて自由の身であります。

最近は古典藝能とは無縁の、他ジャンルの舞台人と関わることも増えてきました。
蒙を啓かれることが多く、刺激的ですが、そういう際には決まって、「観客の質と将来性」について、語り合うことが多くなっています。

私のような立場の者には、舞台と客席を繋ぐ責務があると考えます。
いかなるかたちであれ、批評・評論に携わる以上、そうした自覚を持ち、舞台の質の向上に寄与できなければ、その批評・評論は「死文」であると、私は考えます。

上記、或いは当たり前のことかもしれませんが、
批評・評論をもってして、「より良い舞台を創ること」に直接・間接の力を尽くしたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2011年12月27日 | 記事URL

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