2012/1/25 宿酔 | 好雪録

2012/1/25 宿酔

本日もしだらのない話題で恐れ入る。

一昨夜、香港から畏友が帰国。ちょっとした雪見酒となった次第。
翌朝起きてから、酒気が抜けきらず辟易。午後1時頃まで人心地がしなかった。

私は別段、大酒家ではない。
だが、ピッチが早いのである。
食事もそう。
大抵の人は私に追い付かないし、余すことなく(今風の言葉で言えば)完食する。
これは、思い出したように坐禅会に行って僧堂で正規の食作法に触れる機会があれば、誰でもイヤでもそうなるのである。
飯台に就いてからは寸刻の勝負。悠長に味わうなどということは決してできない。
同様に、茶事の会席もそうである。
酒飯ともに豊富に出されて楽しむようになってはいるが、釜の煮えが付いたら即、切り上げなくてはならない。その鉄則を守れず延々盃を重ねる輩を茶徒とは言えない。

まあ、でも、そんなことは後から考える理屈。
要は、セッカチなのですね。

そうすると、同じ時間でも他人より結果的に量を過ごしていることになる訳である。

不思議だなと思うのは、就寝前にはある程度醒めかけて、これは丁度よいと思って眠ると、朝起きてから改めて酒気が廻り出し、就寝前よりよほど動悸が勝ることがある。
恐らく、静眠の間は体内にアルコールが分解されず温存され、起床後、朝食を採り血流が盛んになると、停滞していたアルコールが改めて分解され出すのではないか。

40代前半にはなかったことである。
これは反省しなくてはならない。

お酒を頂戴して帰宅しても、私は必ず湯を浴びてからでないと床に就かない。
先夜も入浴を試みたが、危うく浴槽で眠りこけそうになって、半分も洗わず湯から出た。
テレビだったら「良い子はマネしないでね!」とキャプションが付くに相違ない。

拙宅でオフェーリアになるのは願い下げゆえ、これも今後相慎み可申候。

2012年1月25日 | 記事URL

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