2012/2/19 池袋コミュニティカレッジ講座 | 好雪録

2012/2/19 池袋コミュニティカレッジ講座

年頭にチラリと申し上げていたのが表題の講座。
既に告知が出たので、本日、活動予定の欄に追記しました。

この数年間、朝日カルチャー新宿校で定期的に能の学習講座を担当しているが、それとは別個に、座学と併せ、教室に演者を招き実演を聴く、というちょっと贅沢な試みである。
今回、同校の依頼と出演者各位の厚意で実現の運びとなった。

5~6月は能・狂言編。
梅若玄祥氏には〈鸚鵡小町〉、山本東次郎氏には〈花子〉、それぞれ容易ならざる習い物を採り上げ、その聴きどころの独吟を椅子に坐ったままというご無理を承知でお願いし、快諾頂いた。
7~8月には邦楽編を開催予定。地歌は富田清邦氏、箏曲は山勢松韻氏、それぞれ現代最高の演者をお迎えし、富田氏で〈勤行寺〉、山勢氏で〈初音の曲〉、やはり特別の演目をお聴かせできることになっている。

山勢氏と先日お話ししたら、もう既に〈初音の曲〉の稽古を毎日なさっているとのこと。
このような内輪の講座での演奏に、当代の人間国宝・芸術院会員が半年も前から励んで下さるその誠意と藝魂。
思わず目頭が熱くなった。

ということで、今回は「村上湛古典芸能塾」とご立派な冠が付いてしまいましたが、小人数を対象とした、当代の名手による秘曲の実演が間近に聴けるチャンス。折角の好企画です。能・狂言・邦楽にご興味を抱く皆さんのお越しを、心からお待ちしています!

※Ⅰ(能)、Ⅱ(狂言)、Ⅲ(邦楽)、それぞれ単独でも、またはⅠ~Ⅲを通してでも、どちらでも参加可能です。

2012年2月19日 | 記事URL

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