フライトはそう早くないものの、成田空港での段どりの都合で明日の朝は早々に鹿島立ち(←この語も、すでに通用しないだろうか......)。
ヴィーンには何も持って行かないので、残念ながら好雪録は更新できません(もともと機器オンチゆえPCを持って行っても無理)。
帰国後まとめて、旅行記を掲載したいと思います。
2012年4月30日 | 記事URL
イチハツの花が日々さかんに開き、群れ咲く浅紫が美しいこと、この上もない。
本日は国立能楽堂特別企画公演・世阿弥自筆本による復曲能〈阿古屋松〉の、第2日目の上演を見た。
2012年4月29日 | 記事URL
海外渡航の前はなるたけ静かにしているもの。
よって本日は何もせず、「終日御静養」である。
表題は、本日報道された心を打つニュース。
「天皇、皇后両陛下のご意向に沿い、土葬が慣例化していた天皇、皇后の埋葬方法を宮内庁が変更し、社会で一般化している火葬を検討することになった」(以上、皇室報道に遺漏のない産経新聞より引用)
2012年4月28日 | 記事URL
今宵、宝生能楽堂での野村狂言座で野村万作が〈金岡 替之型〉を演じた。
先年の同曲も最高の舞台だったが、今回はまた枯れ切った藝と枯れずに残る身体技とが混然となった名品。
詳細は後日に譲るとして、幸い、明夜(27日)にも公演がある。
見逃せば痛恨の一番。未見の方には是非ともご推奨申し上げる。
2012年4月26日 | 記事URL
水曜日は朝から夕刻までギッシリと仕事が続き、さすがにヘロヘロとなる日。
体調を崩してはコトなのは、ヴィーン渡航を来週に控え、いま風邪でも引いた日には費用が無になり大損を蒙る。
2012年4月25日 | 記事URL
和歌の続きは「我目には今年ばかりの春行かんとす」。
国語科教材でも知られた、正岡子規『墨汁一滴』に見る連作のうち一首。
2012年4月24日 | 記事URL
新国立劇場で"Dance to the Future 2012"と題するコンテンポラリーダンスの3部構成公演。評価の高い振付家・平山素子の作品集で、ふだんはクラッシックバレエを踊る新国立劇場バレエ団ダンサーたちがコンテンポラリーダンスを見せるのがミソである。
2012年4月22日 | 記事URL
表題は喜多流の若手、佐々木多門(1972年生まれ)・大島輝久(1976年生まれ)・友枝真也(1969年生まれ)で組織された同人会。
大島の静、友枝の菜摘女による〈二人靜〉と、赤獅子の佐々木が師・塩津哲生の白獅子に胸を借りた半能〈石橋〉でこのたび発会した。
2012年4月21日 | 記事URL
私が今のところ最も楽しみにしている観劇は、能でも歌舞伎でもない。
6月に赤坂ACTシアターで初演されるミュージカル〈サンセット大通り〉なのである。
2012年4月16日 | 記事URL
テレビドラマは見ないから、今年のNHK大河ドラマでどんな清盛や頼朝が跋扈しているか知らないのだが、ましてや数年前から話題の「韓流ドラマ」は満足に見たことがない。
2012年4月14日 | 記事URL
最近もっとも俗耳をそばだてさせた下世話な話題と言えば、東京・千葉・埼玉での男性3人連続不審死事件の裁判についてだろう。
2012年4月13日 | 記事URL
先日大阪での「君が代斉唱口元チェック事件」について、ちょっと面白い視点からの記事があった。
不条理な規則づくめの旧軍時代、「君が代の時は、斉唱のマネさえしていれば遊ばれる(息を抜ける)と、私などは思っていた」、という大西巨人氏の談話に精彩がある。
2012年4月12日 | 記事URL
4月15日(日)までわずかな興行期間だが本日初日、世田谷パブリックシアターで開幕した〈王女メディア〉。
女形藝に、舞台演劇に、少しでも興味・関心を抱く向き、ことに、平幹二朗の女形に、彼の扮するこの役に、まだ接したことのない向きは、すべてをうち捨ててこれを見に走ることを切にオススメする。
このウェブサイトでも簡単な批評のかたちで明日、ご披露申したい。
本日まだ空席があった。私は真実それが惜しくて堪らない。
亡き歌右衛門が生涯最後の政岡を勤めた興行の初日、1988年12月2日の国立劇場は、実にお話にならないほどガラガラの空席ばかりだった。
現代の若い歌舞伎ファン、「伝説の大成駒」に間に合わなかったファンにとって、想像するだにもったいないのではなかろうか?
2012年4月11日 | 記事URL
京都に行って片山幽雪の主演による〈阿古屋松〉公開稽古能を見てきた。
今月末の東京・国立能楽堂での観世清和に先立つ、世阿弥以来の「初演」である。
2012年4月 9日 | 記事URL
東京の桜はぼつぼつ見ごろに差し掛かるというのに、今日の風の冷たさはどうだろう。
昼間でさえあるに、これで酔狂にも夜桜なんど眺めた日には覿面に風邪を引く。
といふばかり、別に聖金曜日を慎んでいるわけではないけれども、今宵はこの程度で。
2012年4月 6日 | 記事URL
いささか花冷えながら、まずまず麗らかに晴れた入学式。
私は前日来どうしたことやら過労気味で身が重く食欲もなく、昏倒しては恥だから、大事を取って式典には出ず自室で待機。
2012年4月 5日 | 記事URL
本日は受難週の水曜日。
本当ならばキリスト教徒は灰の水曜日から46日間は肉食を断って慎むものだが、さすがにそれではキツイというので、代替に本日から復活祭までそのように計らう習慣がある。
2012年4月 4日 | 記事URL
午後から折々すさまじい春嵐。
私は早朝の降らないうちに家を出、勤務先は駅と直結だし、天王洲銀河劇場もまた駅から歩廊伝いに行けるので、ついに傘も持たず雨にも濡れず、芝居が跳ねたら風はまだ強いものの空には月が出ていた。
2012年4月 3日 | 記事URL
復元工事中の東京駅(丸の内口)駅舎の外観が調って覆いが外されたとの報道。
先ほどさっそく見てきたが、なかなかの威容である。落成の暁には、東都の新名所になるはずだ。
2012年4月 2日 | 記事URL
基督教徒にとって最も大切な復活祭は移動祭日であって、今年は4月8日で新暦の花祭=灌仏会と同じ。
それに先立つ日曜日を「枝の主日」と称して祝い慎む。
2012年4月 1日 | 記事URL