4月15日(日)までわずかな興行期間だが本日初日、世田谷パブリックシアターで開幕した〈王女メディア〉。
女形藝に、舞台演劇に、少しでも興味・関心を抱く向き、ことに、平幹二朗の女形に、彼の扮するこの役に、まだ接したことのない向きは、すべてをうち捨ててこれを見に走ることを切にオススメする。
このウェブサイトでも簡単な批評のかたちで明日、ご披露申したい。
本日まだ空席があった。私は真実それが惜しくて堪らない。
亡き歌右衛門が生涯最後の政岡を勤めた興行の初日、1988年12月2日の国立劇場は、実にお話にならないほどガラガラの空席ばかりだった。
現代の若い歌舞伎ファン、「伝説の大成駒」に間に合わなかったファンにとって、想像するだにもったいないのではなかろうか?
2012年4月11日 | 記事URL