台風が通り過ぎ、夕刻以来すっかり爽やかな大気と入れ替わった。
明日は抜けるような秋晴れを期待しよう。
その風吹き盛りに国立能楽堂へ。
公演は中止とならず15分遅れで開演したが、完売のところ空席が見られたのは惜しいことだった。
梅若玄祥2日続けての出勤。昨日の〈楊貴妃 干ノ掛・臺留〉は舞事が好工夫だった半面、色々な意味で問題の多い出来。今日の〈住吉詣 悦之舞〉は小書どおりのオーソドックスな演出ということもあり、盟友・大槻文蔵との呼吸も合致、玄祥らしい光源氏を見せてくれた。
能が済んでから国立劇場に回り、2年に1度開催される花柳基リサイタル「第12回・基の会」を見る。なかなかの好演である。
2013年9月16日 | 記事URL
台風が接近中とのことで折々篠突くような豪雨。
それでも、正午ごろから晴れ間も見えて何とか持った空模様である。
今日から国立能楽堂創立30周年記念能が延べ4日間にわたり開催される。
全日を見た上で、来週には日本経済新聞夕刊に摘評を掲載予定である。
2013年9月15日 | 記事URL