京都の人と話していると、往々にして「走る」という言い方をされる。
「松嶋屋さん、見たかって、松竹座まで走りましてん」 「なかなか、あてら東京までは、よう走られしまへん」
「走る=損得勘定を振り捨てて駆け付ける」という意味である。
その意味で、私も名古屋最終公演の〈ラ・カージュ・オ・フォール〉に「走り」たい気持ち満々だが、奈何せん、きわめて悪い席しか残っていない由。
よって断念したものの、まだ未練が残る公演である。
2012年2月10日 | 記事URL
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