新橋演舞場を見終わってドッと疲労。
初めから終わりまで退屈続き、あまり呆れて、思わず過激な表題をつけてしまいました。
世上知られた「三島由紀夫」という名前なくして今日まで重演されたとは到底思われない。
もっとも、初演当時からその欠点を指摘する声は多かった作品である。
時代がすっかり変わった現在、歌舞伎様式そのものが力を失っていると、今回の上演を見てつくづく思わされた。
ちょうど10年前の前回上演時、2002年12月の歌舞伎座で、猿之助の為朝、玉三郎の白縫姫、勘九郎の高間太郎と阿公の時には感じなかったことである。
その分析は、追って批評にて。
2012年5月21日 | 記事URL